内容説明
大正の日本は、第一次大戦の戦勝国となって、好景気ではじまる。旧秩序からの解放、あたらしい社会の建設のもと、大正デモクラシーの陰では貧富の差が拡大する。個人主義、自然主義、理想主義が開花し、そして、大衆が登場する。大正の「名著」は、平成の今の世を生きるのに妙に効く。
目次
1 新しい女
2 女徳に抗う
3 こころ追い求め
4 青春の碑
5 あるがままの美しさ
6 人びとの足跡
7 眞實の旅人
8 源流をめぐる
9 見聞ひろく
10 貧しきを噛みしめ
11 あるべきかたちは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rbyawa
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j019、比較的現代の知名度が高い「小説」の紹介が多いがどうにも見慣れた当人の事情のみを端的に語る内容で若干シリーズの持ち味が生かせていなかった気はしているが、(背景時代の)物理的にあり得ないという説の語りがなかったのは評価したいような…普段読んでいるものを嘆くべきか。まあ「明治の名著」のような大きな反響があったものは本のほんの一部だと無理もないか、ベストセラーが存在しているのでそちらを切り口に入れても良かったような。随筆3作品みたいなものが大正のメインストリームで…小説を中心にすれば語ることないわな…。2019/02/14
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