内容説明
まずは身近な項目から、どこからでも入ってください。そして「気になる」人が見つかれば、日本文学は、なんと魅力的で、健気で、カッコイイ人達の手で育てられてきたのかと、熱くなれること間違いなしです。
目次
第1章 大和時代の文学(『古事記』;『万葉集』 ほか)
第2章 平安時代の文学(小野小町;在原業平 ほか)
第3章 中世の文学(『平家物語』;鴨長明 ほか)
第4章 近世の文学(井原西鶴;松尾芭蕉 ほか)
第5章 近代の文学(坪内逍遙と二葉亭四迷;森鴎外 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MINA
23
中学のおさらい本なのだけれども、どちらかというと大学受験時で色々目にしたような。大和時代・平安時代・中世・近世・近代の文学と区分けしてその時代のメインの作者の経歴と主な著書を紹介している。当時も作者と著書名しか把握してなかったもんだから、バックボーンや著書の大体のあらすじだけでも知れて新鮮な驚きで溢れていた。果ては村上春樹、山田詠美、よしもとばななと現代作家まで紹介。三人とも結構好きだから2-3ページでこういう紹介されるんだと面白く読んだ。物語は古事記まで遡って今の今まで脈々と息づいているんだなと実感。2015/09/05
yupi
23
文学史、中学の頃やったんでしたっけ?丸覚えしたのを思い出します。大和から平安、中世、近世、近代の作家作品が読みやすく書かれています。読んでみようと思う作品があちらこちらに♪ 楽しい。あとがきより『文学で飢えをしのげとは申しませんが、心の中には灯がともります。』2015/05/06
きくち
4
中、高とまじめに国語の授業を受けておらず、本を比較的読む割には文学史について全くの門外漢だったので、せっかくだからとこちらの本を読んでみました。語り口は親しみやすく、あまり勉強をしているぞと感じずにおおまかな日本の作家さんについての知識が得らます。2011/04/20
ꪔ̤̥ ꪔ̤̮ ꪔ̤̥
4
純文学にもっと親しむ為、予習のつもりで読みました。作家の人生と作品を関連付けて、著者の見解も加えながらの解説は読みやすく、作品への興味が湧きやすかった。現代に大江健三郎、村上春樹は解るけれど、山田詠美とよしもとばななを選んでいたのが女性らしく、嬉しくもあった。2011/01/30
ラオカン
2
星の数ほどある小説の中から、何を選べばいいのか迷ってしまった時に、良い道しるべになりそうな内容でした。 著者いわく、文学で飢えをしのげとは申しませんが、心の中には灯がともります。とのことだそうで。 あとがきも印象的。2014/08/03