内容説明
コンフリクトを放っておくと、企業や組織のパフォーマンス低下につながる!コミュニケーションを改善して感情をポジティブに転換し、双方が満足する解決案を導く「協調的交渉術」の実践スキルを解説。
目次
第1章 コンフリクト解決の基本
第2章 コンフリクトを分析する
第3章 協調的交渉のプロセスと進め方
第4章 コミュニケーションと感情の関係
第5章 実践コミュニケーション・トレーニング
第6章 様々なコンフリクト・マネジメントの手法
著者等紹介
鈴木有香[スズキユカ]
成蹊大学法学部卒業後、米国コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ国際教育開発プログラムにて修士号を取得。上智大学大学院文学研究科教育学専攻博士後期課程満期退学。ヴァンダービルト大学講師、カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校講師を経て、現在、早稲田大学紛争交渉研究所客員研究員。近年は大学活動のほかに異文化教育コンサルタントとして、異文化コミュニケーション能力向上のための研究・プログラムの開発や、企業、地方自治体、各種団体を中心に年100回以上のコンフリクト・マネジメント研修、リーダーシップ研修、ADR研修等を行なうなど、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ろぶくん
10
交渉本の大半は自分の意見をいかに通すかという内容が多いが、こちらは意見が対立する中でお互いの主張が通るような解決策を見つけようという内容。自分的にかなり目から鱗で勉強になりました。2020/07/22
スターライト
4
仕事上でも家庭内でも、意見の相違・対立はまぬかれない。その時どう対処すればいいのかを、具体例をあげながらやさしく解説した本。常にウィン・ウィンの関係を築くことが目的なのではなく、場面・相手によって他のパターンをとる必要があること、そのためには「発想の転換」「コミュニケーション」「信頼」が不可欠であることがわかった。しかし、頭では分かっていても、相手の言葉に脊髄反射的に反応してしまうことがあるので、やはりいったん自分の気持ちを落ち着かせる方法を、自分なりに身につけておかないといけないと感じた。2015/01/07
Yuma Usui
1
本書では他人との衝突(コンフリクト)解決のための具体的な手法を紹介している。横軸に相手への配慮、縦軸に自分への配慮を示した「二重関心モデル」が面白いと感じた。自分だけではWin-Loseで「強制」となり、相手だけではLose-Winで「服従」となる。どちらも配慮しなければLose- Loseで衝突の「回避」。互いに痛み分けしたWin-Winかつ Lose- Loseで「妥協」。お互い最大限に配慮すればWin- Winで「協調」になるとのこと(図を言葉で説明するのは難しいですね…)。2017/11/25
kuma-kichi
0
協調的交渉。さすがに入門だけあってか、踏み込んでない感じ。参考にはなった。2023/05/13