内容説明
世界に冠たる「鉄道大国」日本に、いま求められる「鉄道政策の改革」とは何か?日本の鉄道事業の現状、そして先進性と後進性をデータに基づいて明らかにし、欧米諸国・諸都市との比較を交えて、日本の鉄道事業・鉄道政策が抱える課題を複合的に捉え分析、その解決と改革に向けて5項目の提言を行う。
目次
第1章 世界の中の「日本の鉄道」
第2章 世界が取り組む鉄道改革
第3章 日本の鉄道事業と鉄道旅客輸送市場
第4章 日本の鉄道旅客輸送をめぐる諸問題1 競争的分野
第5章 日本の鉄道旅客輸送をめぐる諸問題2 地域輸送分野
第6章 日本の鉄道政策における「先進」と「後進」
第7章 欧米に学ぶ都市交通政策の「先進」
第8章 鉄道政策の改革
著者等紹介
斎藤峻彦[サイトウタカヒコ]
1943~2018。1966年早稲田大学第一商学部卒業。1971年早稲田大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。近畿大学商経学部講師・助教授・教授、経営学部教授を経て、2011年近畿大学名誉教授。オランダ・エラスムス大学客員研究員(1994~95年)、日本交通学会会長(2003~05年)、関西鉄道協会都市交通研究所所長(2011~15年)等を歴任。主な著書は『交通市場政策の構造』中央経済社、1991年(日本交通学会賞、第17回交通図書賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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