されど汽笛よ高らかに―文人たちの汽車旅

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  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784425960019
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0065

内容説明

かつての文人たちや小説の主人公たちは、どんな思いで汽車に乗り、いかなる感懐を抱いて、停車場に降り立ったんだろう?時刻表・鉄道資料片手にとことん追究した、画期的鉄道エッセイ。

目次

1 伊香保の宿から山科駅の別れまで―廬花『不如帰』の旅路
2 「嗚呼、山林に自由存す」―独歩「夢追い人」の汽車旅
3 停車場に詩情求めて(函館本線ニセコ駅―『生れ出づる悩み』の一夜;上越線新前橋駅―萩原朔太郎ゆかりの駅;平成筑豊鉄道東犀川三四郎駅―小川三四郎のふるさと;「…小田急線は我が絹の道」―変わる新宿あの…)
4 「…うたふがごとき旅なりしかな」―啄木・北辺のさすらい(「…われ泣きぬれて蟹とたはむる」;「さいはての駅に下り立ち…」)
5 鉄道開通70年、秋の旅―わが「聖地参拝旅行」の記

著者等紹介

佐藤喜一[サトウキイチ]
1930年東京生まれ。東京都立大学人文学部大学院修士課程修了後、国語教師として都立富士・青山高校教諭を経て母校である都立新宿高校に24年勤務、退職後は駿台予備学校講師を勤めた。1999年4月、鉄道少年の夢を結実させるべく、郷愁と発見に満ちた鉄道エッセイ『汽笛のけむり今いずこ』(新潮社)を上梓し、第25回交通図書賞を受賞
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