内容説明
交通インフラの維持更新時代を迎え、財源調達や交通環境改善を目的とした道路課金と交通マネジメントが重要となっている。本書はGPSを活用した大型車対距離課金、リアルタイムの交通状況を反映した混雑課金、総重量による料金、ITSを活用した大型車通行許可など、各国の革新的事例を見ながら、今後の道路交通行政のあり方について考察する1冊である。
目次
第1部 道路課金・交通マネジメントの基本的な枠組み(維持更新時代の道路課金・交通マネジメント;道路課金システムとは ほか)
第2部 諸外国の道路課金(シンガポール、ロンドン、ストックホルムの混雑緩和を目的とした道路課金;アメリカの渋滞緩和を目的とした道路課金 ほか)
第3部 諸外国の大型車交通マネジメント(アメリカの大型車交通マネジメント;欧州の大型車交通マネジメント ほか)
第4部 日本の道路課金と大型車交通マネジメントの動向(首都圏の物流施設立地と大型車走行の現状;首都高の距離帯別料金の評価 ほか)
著者等紹介
根本敏則[ネモトトシノリ]
1953年青森県生まれ。東京工業大学工学部卒業、同大学大学院修了。福岡大学経済学部助教授、同大学教授、フィリピン大学客員教授を経て、一橋大学大学院商学研究科教授
今西芳一[イマニシヨシカズ]
1949年大阪市生まれ。東京大学大学院土木工学専門課程修了、筑波大学大学院博士課程満了(博士(工学)取得)、米国バンダービルト大学客員研究員を経て、株式会社公共計画研究所を創設。現在、同社の所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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