生鮮水産物の取引行動分析

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  • サイズ A5判/ページ数 222,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784425885312
  • NDC分類 661.4
  • Cコード C3062

出版社内容情報

99年の市場法改正、生鮮魚の多段階流通システムは現代の水産市場でも機能しているか。魚市場を知り尽くした現場の視点から考察する

内容説明

一九九九年に改正された卸売市場法。その後、我が国の卸売市場制度は生産者と消費者に対して有効に機能したのか。水産市場を知り尽くした著者が現場の視点から考察する。

目次

第1章 市場法施行後の水産物供給状況―供給される水産物のなかで卸売市場が扱うもの(消費者への供給が制御可能な水産物とそうでない水産物;二段階制度流通を利用しない漁業生産物の流通)
第2章 漁業の生産行動と漁港の位置―漁業行動の習性と生鮮水産物の出荷起点(漁業の生産行動と利用する漁港の関係;中小資本規模漁業が水揚げする産地漁港とそこから都市出荷される生鮮水産物の推定量)
第3章 漁港にある水産物産地卸売市場の用途別配分機能―水産物流通史と産地卸売市場を構成する経済主体の行動(水産物流通史と近代的卸売市場;今日の産地卸売市場)
第4章 大規模な水産物消費地卸売市場の生鮮品集荷機能―集荷独占をめざす卸売人の行動(消費地卸売市場の取引規則と時代対応;改正前の集荷行動と改正後に想定された集荷行動 ほか)
第5章 大規模な出荷単位の生鮮水産物取引の数値検証―産地市場出荷者の売買差益獲得行動(検証の対象となる数値の採集と出荷者経費の算定について;委託取引「6A1」の検証 ほか)

著者等紹介

藤本宗一[フジモトソウイチ]
1947年山口県生まれ。四国学院大学文学部卒業。北九州市立大学大学院社会システム学科地域社会システム専攻(博士課程後期)単位取得修了。学術博士。元下関中央魚市場株式会社取締役営業部長。2002年東京水産大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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