出版社内容情報
フグは自ら毒を作らず、食物連鎖によって体に蓄積していた!?その仕組みを明らかにし、無毒になる養殖フグの新たな利用法を提唱。
内容説明
陸上養殖のトラフグは無毒になり、海にも陸にもフグ毒をもつ生き物がいることが分かった!フグはなぜフグ毒をもつのか、またもち得るのか。フグ毒研究とフグ利用法の最新の成果がここに。
目次
序章 フグ毒との出会い
第1章 フグ毒はどこにある?
第2章 フグ毒をもつ生物
第3章 フグ毒の謎を解明する
第4章 毒のないフグを育てる
第5章 フグを食べる―養殖フグと伝統料理フグ肝の復活
第6章 巻貝とフグ毒中毒の関係
第7章 フグ毒の使い道
著者等紹介
野口玉雄[ノグチタマオ]
1936年東京都生まれ。1960年東京大学農学部卒業。1980年米国ニューハンプシャー大学化学科へ留学。1993‐1994年東京大学講師。1995‐2002年長崎大学水産学部教授。2002‐2005年財団法人日本冷凍食品検査協会技術顧問。2005年‐現在、東京医療保健大学医療栄養学科教授。農学博士(東京大学)。1984年日本水産学会賞奨励賞受賞「ツムギハゼの毒性に関する研究」。1996年日本食品衛生学会賞受賞「魚介類のマリントキシンに関する食品衛生学的研究」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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