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内容説明
クロダイには色が分かるのか?釣り糸は見えているのか?あなたは本当のクロダイのことが分かっていますか?クロダイを“彼女”と呼ぶほどにチヌ釣りを愛し、クロダイの研究を続けてきた著者が最新の研究成果と釣りの経験を融合してまとめた、待望の「チヌ学」入門書。
目次
第1章 クロダイの過去から未来へ
第2章 クロダイの回遊にせまる
第3章 クロダイ釣りと視力
第4章 クロダイの色覚にせまる
第5章 クロダイが感じる匂いと味
第6章 知られざるクロダイの産卵
第7章 クロダイからのメッセージ
第8章 フィールドのクロダイから学ぶ
著者等紹介
海野徹也[ウミノテツヤ]
1963年広島県呉市生まれ。1988年広島大学生物生産学部卒業。1990年広島大学生物圏科学研究科博士課程前期修了。1990年藤和不動産株式会社入社。1991年広島大学生物生産学部助手。1999年北アリゾナ大学・生物科学部(文部省在外研究員)。1999年広島大学生物生産学部助教授。2000年広島大学大学院生物圏科学研究科助教授。現在、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるぷー
18
平成最後の読了本は、趣味に高じた読み物。今の時期はのっこみ(産卵期)にかかるチヌ釣りの最盛期とも言えるが、どうも今年は釣果が上がらない。苦し紛れでこの本を手にした。生態学として、まぁ常識的に知られている事柄が多かったが、視力が0.14とは。臭覚が他の魚に比べて良いのは知られていた。産卵は1尾の雌が200万の卵を産み、成魚に育つのは1万分の1と思った以上に少なかった。釣り魚にタグなどを付けて放流し、回遊状況の調査や50センチ超の歳なしと言われるサイズの年齢は16~19歳というのも興味深かった。 2019/04/30
ぱぷお
1
クロダイに関する研究書ですが、様々な面で釣りに話を絡める。内容の濃い楽しい一冊。あくまで理論値だと断ってはいるが、視細胞の密度から求めたクロダイの視力は0.14。そんなに視力が悪ければ、ハリスが見えないのではと思われるが、現実にはハリスを0.5号上げただけで釣果に影響がある。視力以外の視覚能力を持っていても不思議ではない。2015/12/08
Masashi Mito
0
釣具店で取ったアンケート結果がなかなか面白い。クロダイ釣りにかける年間投資額が平均で19万円。釣果が一人当たり平均66尾。1尾釣り上げるのに3890円もかかっているんですね~。スーパーで買えば500~600円なのに(^^;) まぁ、魚を安く手に入れるために釣りに行ってるんじゃないけどね。2016/08/17