出版社内容情報
世界的なカーボンオフセットの流れを背景に、有効な再生可能エネルギーのひとつとして開発・実施が進む風力発電。なかでも、陸上に比べ安定した風力を得られる洋上風力発電は、世界的にも導入拡大が進んでいる。本書は、同ジャンルで先進するヨーロッパの洋上風力発電施設(洋上風車)の建設を事例として、工事、作業、運用などの実務からリスクや課題、建設コストなどを豊富かつ貴重な図表・写真から網羅的に解説したガイドブックともいえる内容となっている。
【目次】
内容説明
カーボンニュートラルの潮流を背景に、有力な再生可能エネルギーのひとつとして開発・導入が進む風力発電。なかでも、陸上に比べ風向・風速ともに安定した良好な風況が得られる洋上風力発電は、世界的に導入が拡大している。日本でも2040年までに30~45ギガワット(GW)という政府目標が掲げられ、本格普及期を迎えつつある。本書は、着床式から浮体式に至るまで、洋上風力発電所(ウインドファーム)の建設に関わる実務の全体像を、200点を超える図表・写真とともに具体的かつ丁寧に解説。先行するヨーロッパでの建設実績を題材に、作業船・基礎構造物・ケーブル敷設・風車据付・試運転といった工事の全工程から、人材育成・リスク・建設コストまでを網羅的に紹介する。国内の発電事業者、建設会社、自治体・港湾関係者、保険・金融関係者はもちろん、海洋再生可能エネルギー分野を志す学生や若手技術者にとって、知識と実務をつなぐ架け橋となる一冊。オフショア重量物据付のプロジェクトマネジメント実務を専門とするヨッヘン・タックス氏の名著『Building an Offshore Wind Farm:Operational Master Guide』の日本語版。
目次
第1部 着床式風車(洋上風力発電所の概要;洋上風力発電所リスト;洋上風車設置用の作業船 ほか)
第2部 浮体式風車(浮体式風車の概要;欧州における浮体式洋上風力発電プロジェクト;浮体構造物の構成 ほか)
第3部 投資とリスク(リスク、コンポーネントおよびコストの概要;洋上風力発電のリスクと課題;洋上風力発電所の建設コスト)
著者等紹介
タックス,ヨッヘン[タックス,ヨッヘン] [Tacx,Jochem]
独立したプロジェクト管理コンサルタントとして働いており、非常に高価で重い製品など、プロジェクトの巨大な機材の輸送と設置を専門としている。そのキャリアの中で、プロジェクトとそれに関連するQHSE管理のすべてに関与することにより、主要なクライアントと一次請負業者の利益を代表した。基礎構造の設置、海底送電ケーブルの敷設、風車の据付など、それぞれの洋上風力発電所の建設のすべての段階に携わっている
松尾博志[マツオヒロシ]
特定非営利活動法人長崎海洋産業クラスター形成推進協議会副理事長、訓練施設長。1977年生まれ。長崎県長崎市出身。少年時代は自宅近隣の漁業者世帯と関わりながら海と共に過ごす。東京大学へ進学後、船舶工学、海洋工学を学ぶ。同大学大学院修了後、野村総合研究所に就職、経営コンサルタントとして国内大手製造業などのコンサルティング業務に10年間従事。2011年の東日本大震災と福島原発の事故をきっかけに海洋再生可能エネルギーの普及を志す。海洋工学の知見と経営コンサルタントの経験を活かし、洋上風力発電を含む海洋再生可能エネルギーの社会実装に向けて専門人材育成や研究開発支援に取り組んでいる
村井邦彦[ムライクニヒコ]
1969年生まれ。岐阜県土岐市出身。少年時代より海に憧れ、国立鳥羽商船高専へ入学。1990年同校の機関学科卒業。三井造船株式会社に入社後、シャトルタンカー、バルクキャリア等の大型商船のほか、巡視船、海洋調査船、高速旅客船、ホーバークラフト、テクノスーパーライナー等の特殊船の建造に従事。同社海外業務室在勤中はODA事業によるアフリカ、東南アジア地域での造船所の計画や海事教育施設関連事業に従事。2020年より株式会社きんでんに勤務。現在、同社再生可能エネルギー工事センターにて風力発電施設建設及びメンテナンス工事の安全および品質保証業務に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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