内容説明
自由表面船舶流体力学の理論は先達の努力によって築き上げられてきた大変「美しい」理論。それに気付き魅了され始めると船舶耐航性理論を理解するのは意外とた易いかもしれません。波浪中での船体運動理論をこれから学ぼうとする大学生や大学院生、あるいは船舶海洋関連企業で船舶や浮体の波浪中性能の仕事に携わる人たちを対象として、必要な知識や理論をまとめたテキストです。
目次
第1章 波浪中での船体運動方程式
第2章 線形システムとしての船体運動
第3章 水波の基礎理論
第4章 2次元浮体の造波理論
第5章 細長船に対するストリップ法
第6章 3次元耐航性理論
第7章 船の横揺れと安定性
第8章 不規則波中の船体応答
著者等紹介
柏木正[カシワギマサシ]
1980.3大阪大学大学院工学研究科造船学専攻修士課程修了。1983.3大阪大学大学院工学研究科造船学専攻博士課程単位取得退学。1983.4神戸商船大学商船学部助手。1984.3大阪大学大学院工学研究科造船学専攻、工学博士。1985.9九州大学応用力学研究所助教授。1991.8マサチューセッツ工科大学客員助教授。2001.9九州大学応用力学研究所教授。2008.4大阪大学大学院工学研究科教授
岩下英嗣[イワシタヒデツグ]
1987.3九州大学大学院工学研究科造船学専攻修士課程修了。1990.3九州大学大学院工学研究科造船学専攻博士後期課程単位取得退学。1990.4広島大学工学部助手。1990.4九州大学大学院工学研究科造船学専攻、工学博士。1991.4広島大学工学部助教授。1996.5ハンブルグ大学客員助教授。2007.4広島大学大学院工学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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