出版社内容情報
動物たちの生活を彼らの目線で見てみませんか。超小型高性能の計測器を動物たちに取り付けて日常行動を知ることでその真の生態を探る
内容説明
「動物たちは水の中で何をしているのだろう?」そんな素朴な疑問からはじまった「バイオロギング」。動物たちに超小型の装置を取り付けて、その行動を調べる。画像や動物の体の動きをとらえることで、動物達の日常が見えてくる。
目次
第1章 バイオロギングの始まりと発展
第2章 潜水行動
第3章 遊泳行動のダイナミクス
第4章 飛翔行動
第5章 採餌行動計測
第6章 南極の環境変化とペンギンの動態
第7章 画像による環境・行動の解析
著者等紹介
内藤靖彦[ナイトウヤスヒコ]
国立極地研究所名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、博士(農学)(東京大学大学院)、東京水産大学卒業。専門は海洋動物生態学
佐藤克文[サトウカツフミ]
東京大学大気海洋研究所(准教授)、博士(農学)(京都大学大学院)、京都大学農学部卒業。専門は動物行動学
高橋晃周[タカハシアキノリ]
情報・システム研究機構国立極地研究所(准教授)、博士(理学)(総合研究大学院大学)、北海道大学理学部卒業。専門は海鳥類の行動学・生態学的研究
渡辺佑基[ワタナベユウキ]
情報・システム研究機構国立極地研究所(助教)、博士(農学)(東京大学大学院)、東京大学農学部卒業。専門は極域に生息する大型捕食動物の生理生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
5
動物っていいな。2013/12/07
orangepelican
0
動物行動学の新興?分野であるバイオロギングの紹介編みたいな本。動物の行動よりもバイオロギングという手法そのものに焦点が置かれています。これからさらに発展し、様々なことが解明されるだろうということを感じさせられます。それにしても、日本のモノづくりの技術は本当にスゴイ!2015/06/06
じゃすてぃん
0
読んでいくとバイオロギングと動物行動学の知見だけでなく、動物の行動を研究する学問でも世の中の広く技術分野の先端技術やトレンドが関わってるんだなと感じる. 最後の方では画像データの録画、その小型デバイスの作成、映像中の重要な部分を認識、抽出するロジックが必要となとなったり、録画をするタイミングもイベントを認識し行うようなったり. 他の分野でも研究されている内容が動物の研究でも使われてることを実感できる.そういう分野の研究をしている人が読むと面白い本かもしれない2021/12/05
YM
0
バイオロギング−「ペンギン目線」の動物行動学− (極地研ライブラリー)2012/06/11