出版社内容情報
豪雪地帯である日本海沿岸特有の気象環境を分かりやすく解説し、社会的影響や予測・予報の現状と将来、温暖化による変化にも言及する
内容説明
温暖化でも雪は降る!!世界一の豪雪をもたらすメカニズムに迫る。冬季季節風、日本海上の気団変質から雪と人とのかかわりまで、日本海の降雪にまつわる全体像をわかりやすく解説。気象学の基礎で雪を知り、雪を通じて気象を学ぶ入門書。
目次
第1章 地球の大気と海洋
第2章 大気の流れと擾乱
第3章 水蒸気と降水
第4章 降雪と積雪
第5章 冬の季節風と寒気吹出
第6章 日本海上の気団変質と降雪
第7章 気団変質と雪雲
第8章 豪雪と社会
第9章 豪雪の発現状況
第10章 降雪と冬季の気象予測
第11章 気候温暖化と日本海の冬の気候
著者等紹介
二宮洸三[ニノミヤコウゾウ]
1935年新潟県生まれ。1958年東京大学理学部物理学科卒業。1962年理学博士(東京大学)。1958年気象庁入庁。以後、気象研究所予報研究部研究官、気象研究所予報研究部第1研究室長、気象庁数値予報課長、札幌管区気象台台長、気象庁海洋気象部長、気象庁予報部長等を歴任し、1993年気象庁長官。1996年気象庁退職。1997年東京大学気候システム研究センター客員教授。2000年、退職。現在、地球環境フロンティア研究センター特任上席研究員。受賞歴、1969年日本気象学会賞。1974年運輸大臣表彰。2005年日本気象学会藤原賞。2005年瑞宝重光章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。