出版社内容情報
近年頻発する黄砂について,中国内陸部でのフィールド観測を元に,日本への到達プロセス,黄砂発生の季節変化や予報まで易しく解説。
内容説明
近年頻発する黄砂。中国内陸部でのフィールド観測を元に、黄砂の発生現場から日本へ至る道のりを追跡。さらに、黄砂発生の背景にある大陸内陸部の環境変化から、黄砂の予報まで、ひとつひとつ具体例を取り上げ、黄砂の全貌を解き明かす。
目次
第1章 大規模な黄砂現象―2000年4月
第2章 黄砂とは何か
第3章 黄砂の源を訪ねて
第4章 最大級の砂塵嵐・黒風
第5章 黄砂はどのように移動してくるか
第6章 黄砂の色、大きさ、数密度、pH
第7章 海塩と結合した黄砂粒子
第8章 黄砂はどこで発生するか
第9章 タクラマカン砂漠の黄砂
第10章 黄砂と大陸内陸の環境変化
第11章 黄砂の予報と観測
著者等紹介
甲斐憲次[カイケンジ]
1952年島根県生まれ。1981年筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了。理学博士。筑波大学水理実験センター、気象庁気象研究所、筑波大学、東京都環境科学研究所を経て、2001年より名古屋大学大学院環境学研究科教授。専門分野は気象学・気候学・大気環境学。過去20数年にわたり名古屋大学、気象庁、筑波大学で、気象と大気環境に関わる研究に携わる。フィールド観測を取り入れながら、人間活動と大気環境の相互作用という視点から研究を行う。タクラマカン砂漠から舞い上がる黄砂の量をレーザーレーダーで計測し、気候に及ぼす影響を解明しようと試みる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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