内容説明
気象の身近な関心事「雨と雲」の入門書。雨粒から地球規模までさまざまな空間スケールで雨をとらえ、地球の自然環境に大切な現象の仕組みを学ぶ。
目次
1 地球に降る雨のミクロな特徴(雨粒の形と大きさ;雨の強さと雨粒の大きさ分布;雨が降る雲、降らない雲;多くの雨は雪が融けたもの;雨の降り方は人間活動によって変わる)
2 雲の組織化(積乱雲の生涯;生物のような積乱雲;集中する豪雨;人工衛星から観る雲の群;地形の働きによる降雨の強化と集中)
3 雨の気候学(気候域と雨量;亜熱帯域の降雨;雨のテレコネクション;雨の経年変化;水惑星の水問題)
著者等紹介
武田喬男[タケダタカオ]
1936(昭和11)年10月31日東京都に生まれる。1960年東京大学理学部物理学科卒業。1964年名古屋大学理学部附属水質科学研究施設助手。1966年理学博士。1970年名古屋大学理学部助教授。1973年名古屋大学水圏科学研究所助教授。1976年名古屋大学大気科学研究所教授。1993年名古屋大学大気水圏科学研究所教授。2000年名古屋大学退官、名古屋大学名誉教授。2001年鳥取環境大学環境情報学部教授。愛知学院大学教養部非常勤講師。2004(平成16)年2月9日没、正四位瑞宝中綬章死後叙勲。このほかに日本気象学会理事、学術会議気象学研究連絡委員会委員、日本ユネスコ国内委員会などをつとめる。日本気象学会賞(1973年)、藤原賞(2001年)
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