内容説明
天文学者が気象を見つめると、地球誕生の歴史や気候変動、太陽とのつながりまで視界がひろがった。宇宙の成り立ちからみればほんの瞬間に暮らす人類が、どのように自然、地球、宇宙を認識してきたか。スケールの大きな時間と空間のなかで考えた、新しい地球環境論。
目次
第1章 気象と気候
第2章 地球の大気
第3章 年代測定
第4章 宇宙線
第5章 地球の磁場
第6章 地球大気の全体像
第7章 太陽の活動
第8章 太陽の内部と地球の内部
第9章 宇宙と地球環境
著者等紹介
石田〓一[イシダケイイチ]
1934年埼玉県浦和市生まれ。1956年東京大学理学部卒業。1958年東京大学大学院数物系研究科天文学コース修士課程修了。東京大学東京天文台助手、米国テキサス大学マクドナルド天文台ポスドク研究員、東京大学教授、木曽観測所長、理学部天文学教育研究センター長などと共に、名古屋大学、京都大学、広島大学、駒沢大学、東京学芸大学、横浜国立大学などの非常勤講師をへて、現在、東京大学名誉教授、理学博士。成城大学および日本大学文理学部の非常勤講師
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