内容説明
日本で生活をする以上、災害は避けて通れません。自然を知り、起こりうる災害を想像することは、自分や大切な人の命を守ることにもつながります。本書では、8人の専門家が日本列島の成り立ちから、富士山の火山活動、南海トラフ地震のメカニズムなど、わかりやすく解説するとともに、日常生活のなかでできる防災の知恵も紹介します。
目次
第1章 日本列島の基礎を学ぶ
第2章 富士火山が私たちに教えること
第3章 これから起きる南海トラフ地震に備える
第4章 火山と地震とほどよい距離感で暮らす
第5章 自然災害にどう備える?
第6章 台所にあるモノが、家族の危機を救う!
著者等紹介
楠城一嘉[ナンジョウカズヨシ]
静岡県立大学グローバル地域センター地震予知部門総括・特任准教授。静岡大学、統計数理研究所で客員を務める。また、NPO法人富士山測候所を活用する会の理事や北上しらゆり大使など社会活動も積極的に行っている。南海トラフ地震や富士山噴火から国民を守るための研究・啓発活動を実施中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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aochama
5
コンパクトで分かりやすく地震と火山の最新知識とすぐに出来る防災対策をまとめた内容です。日本で生きるための基礎知識といえます。特に防災部分は、すぐに実行できる内容なので、実用的です。災害の前に一読しておきたい本です。最近はよい本が増えてきました。2022/06/18
Go Extreme
3
日本列島の基礎: プレートの動くスピード 震度とマグニチュード 地震の起こらないところが地球の大半 プレートの動きが変わってできた日本列島 昔から日本人は地震とともに これまでに起きた地震の数々 富士火山が私たちに教えること: 若くして急成長した富士山 富士山の噴火は火山灰? 溶岩 噴火警戒レベルやハザードマップを知る これから起きる南海トラフ地震に備える: 地震予知にまつわる誤解 南海トラフ地震 なぜ海で観測 火山と地震とほどよい距離感で暮らす: 自然災害にどう備える 台所にあるモノが家族の危機を救う2022/05/25
アヒノ
2
自然災害の多い日本に住む私達に身近な地震や火山、日本列島の基礎について初心者でもわかるよう4つの章に分け各1000文字程度でまとめてあり、5、6章は災害について個人がどう備えるか?に焦点を当てています。 図やグラフも多く採用されて読みやすいのが◎ 知ってる内容ももちろん多くあるけど、改めて知識確認と災害時の備えに向き合える時間になります。2022/05/15
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