内容説明
雷は、積乱雲がもたらす身近な気象現象のひとつです。日本の雷は夏と冬で特徴が異なり世界的にみても珍しいといえます。本書は、落雷現象について、雷の基礎知識、近年の酪雷事故事例から身の守り方までを紹介します。また、雷の発生源である雷雲はどのような条件で発生するのでしょうか。著者の最近の研究を交えながら雷雲の内部構造を解説します。
目次
1章 雷とはなにか
2章 夏の雷と冬の雷
3章 最近の落雷事故から学ぶ
4章 落雷から身を守る
5章 雷雲の発生
6章 雷の観測
著者等紹介
小林文明[コバヤシフミアキ]
1961年11月3日生まれ。北海道大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士後期課程修了。防衛大学校地球科学科助手、同講師、同准教授を経て、防衛大学校地球海洋学科教授。千葉大学環境リモートセンシング研究センター客員教授(H23~H24)。日本大気電気学会会長(H25~H26)、日本風工学会理事。専門は、メソ気象学、レーダー気象学、大気電気学、研究対象は積乱雲および積乱雲に伴う雨、風、雷(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅子
6
半分はなるほどー!と楽しみましたが、残りの半分は意味もわからないまま……。物理? 雷は美しくも恐ろしいものです。2020/07/29
へへろ~本舗
3
外にいる時に雷に遭うのは嫌だけど、ほぼほぼ安全な屋内から雷を見るのは好きだ。雷写真コンテストの恐ろしくも美しい、そしてよくもまあこんな写真が撮れたものだという驚嘆する写真が掲載されている。とりあえず周りに避難できる構造物が何もない時は木のそばをから離れ足をそろえてしゃがむ(雷しゃがみ)こと。電線の下も保護域となりうることを覚えておこう。雷写真集が出版されていたら見てみたい。2023/04/20