内容説明
大好きな積乱雲を観測し続けて30年の著者が解説する極端気象の第3弾!雲の中でも激しい雷雨や雹を降らせる積乱雲は特殊です。あのモクモクの中ではどんなことが起こっているのでしょうか?本書は、積乱雲の発生から内部構造、組織化といった積乱雲の特徴をまとめました。また、近年増加傾向にある豪雨災害について、具体的な事例をもとに豪雨のメカニズムから身の守り方までを解説します。
目次
基礎編(積乱雲の中はどうなっているの?(積乱雲とは;積乱雲中のさまざまな粒子;暖かい雨と冷たい雨;気象レーダーで観る)
積乱雲の構造(積乱雲の発生条件;スーパーセルと降雹;線状降水帯;クラウドクラスター)
豪雨のメカニズム(地球上ではどのくらいの雨が降り得るか?;集中豪雨の原因;夕立のパターン;記録的な豪雨事例))
研究編(都心生まれの積乱雲は凶暴化する?(都市型豪雨の謎;ヒートアイランド;練馬豪雨;都市型洪水から身を守る)
小林教授の“雲を掴む”研究(積乱雲の卵を探す;積乱雲発生を捉える;積乱雲タレットの観測;最新レーダーで雲を掴む))
著者等紹介
小林文明[コバヤシフミアキ]
1961年11月3日生まれ。北海道大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士後期課程修了。理学博士。経歴:防衛大学校地球科学科助手、同講師、同准教授を経て、防衛大学校地球海洋学科教授。千葉大学環境リモートセンシング研究センター客員教授(H23~H24)。日本大気電気学会会長(H25~H26)、日本風工学会理事。専門:メソ気象学、レーダー気象学、大気電気学、研究対象は積乱雲および積乱雲に伴う雨、風、雷(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雲をみるひと
takao
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