内容説明
日本の港湾の低迷ぶりが話題になって久しい。これはわが国港湾そのものに起因するものであろうか、そして港湾自体に起因するとすれば、何が問題であったのであろうか。本書では、このような問題意識のもとに港湾とは何か、また競争や競争力とは何を意味するのかに考察を加え、その評価体系、そして運営の主体や仕組みのあり方を論じ、わが国港湾の将来像を構築するための方策を示す。
目次
第1章 わが国における港湾の特性
第2章 コンテナ化の史的過程
第3章 国際物流の変貌と港湾
第4章 近年のコンテナ港湾構想とその問題点
第5章 港湾の競争力とその評価体系
第6章 港湾運営のガバナンス
第7章 港湾運営へのPPPの適用
第8章 新しい時代のコンテナ港湾と運営
補章 コンテナターミナルと背後圏輸送‐東京港大井コンテナ埠頭を例として
著者等紹介
川崎芳一[カワサキヨシカズ]
1937年生まれ。1962年、京都大学工学研究科修士課程修了。工学博士。運輸省、(社)国際港湾貨物流通協会などを経て、(一財)統計研究会研究フェロー
寺田一薫[テラダカズシゲ]
1957年生まれ。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得。博士(商学)。現在、東京海洋大学大学院海洋工学系教授
手塚広一郎[テズカコウイチロウ]
1971年生まれ。一橋大学大学院商学研究科博士後期課程を単位取得退学。博士(商学)。福井大学教育地域科学部准教授を経て、日本大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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