ICSEAD研究叢書<br> アジアの自動車産業と中国の挑戦

ICSEAD研究叢書
アジアの自動車産業と中国の挑戦

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  • サイズ A5判/ページ数 412p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784423897331
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C3333

内容説明

企業再編の嵐が世界規模で吹き荒れるなか、東アジアの自動車産業は全世界の一翼を担うに不可欠な産業に成長しつつある。本書は「日本とASEAN4カ国の自動車産業」「東アジアの自動車産業と政府の政策」「中国の自動車産業―発展と課題」の三部構成のもと、わが国がアジア諸国の自動車産業の発展とどのように関わってきたかを精緻に分析し、保護と自由化など、各国政府の施策、産業育成の熱意と努力を公式資料、企業家の発言、公人・私人のインタヴュー調査を通して鮮やかに描き出す。今日まであまり知られることのなかった中国自動車産業発展の足跡は、その内部にいてつぶさに経過を観察してきた唯一無二の著者を得て克明に展開され、世界の耳目を集める中国の自動車産業を知る必読文献となろう。

目次

第1部 日本とASEAN4カ国の自動車産業(東アジア地域の自動車産業の発展と相互関係;ASEANと日本;アジア金融危機後の環境変化 ほか)
第2部 東アジアの自動車産業と政府の政策(タイと台湾の自動車産業と自由化政策;マレーシアと中国の自動車産業と政府の役割)
第3部 中国の自動車産業―発展と課題(中国自動車産業の歴史的回顧;中国自動車産業の誕生:1950‐1965;中国自動車産業の拡大:1966‐1977 ほか)

著者等紹介

市村真一[イチムラシンイチ]
1925年京都生れ。49年京都大学経済学部卒、53年マサチューセッツ工科大学Ph.D.1962年経済学博士。和歌山大学助教授、大阪大学社会経済研究所教授をへて、京都大学東南アジア研究センター教授(69~79年所長)、88年同名誉教授。88~95年大阪国際大学副学長、95~2001年(財)国際東アジア研究センター所長、以後同センター顧問。東アジア経済学会会長(94~2002)

フィンドレー,クリストファー[フィンドレー,クリストファー][Findlay,Christopher]
オーストラリア国立大学アジア太平洋経済政府研究院教授。1974年アデレード大学卒、1982年オーストラリア国立大学Ph.D.、アデレード大学準教授等を経て現職。主な研究領域:アジア太平洋地域における貿易政策

ファレル,ロジャー[ファレル,ロジャー][Farrell,Roger]
オーストラリア国立大学アジア太平洋経済政府研究院研究員。1978年オーストラリア国立大学卒、1997年オーストラリア国立大学アジア太平洋経済政府研究院Ph.D.、濠州政府在濠日本大使館顧問、大阪大学公共政策研究科客員研究員等をへて現職。主な研究領域:日本の対外直接投資、自動車産業

吉松秀孝[ヨシマツヒデタカ]
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授。1983年九州大学法学部卒業、1996年オーストラリア国立大学アジア太平洋研究所博士課程修了(Ph.D.)、国際東アジア研究センター主任研究員、山口大学アジア研究科助教授をへて、現職。専攻:国際関係論、国際政治経済学、東アジア地域研究

劉源張[リュウゲンチョウ]
中国科学院系統科学研究所研究員(教授)。1942年日本に留学、1949年京都大学経済学部卒、1951~54年カリフォルニア大学バークレー校大学院在学、1957年帰国後、中国科学院にて品質管理・経営情報管理の専門家としての業績多数、系統科学研究所副所長をへて現職。その業績と国家への貢献により、2001年11月、中国工程院工程管理学部院士(Academician)の称号を授与さる
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