漢唐法制史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 511,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784423741092
  • NDC分類 322.22
  • Cコード C3032

目次

序論
第1部 法典(晋泰始律令への道;漢律から唐律へ―裁判規範と行為規範)
第2部 刑罰(究極の肉刑から生命刑へ―漢~唐死刑考;徒遷刑から流形;笞杖の變遷―漢の督笞から唐の笞杖刑;腐刑と宮刑)
第3部 犯罪(儀禮と犯罪のはざま―賄賂罪をめぐって;男女間の性的犯罪―姦罪について;「正義」の殺人)

著者等紹介

冨谷至[トミヤイタル]
1952年、大阪府生まれ。1975年、京都大學文學部卒業(史學科、東洋史學専攻)、1977年、京都大學文學研究科博士課程中退。京都大學人文科學研究所助手、大阪大學教養部講師、京都大學人文科學研究所助教授をへて京都大學人文科學研究所教授。文學博士。中國法制史、簡牘學(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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鏡裕之

2
死刑より軽い刑罰となると6年の労役しかなく、その中間にあたるもの、すなわち無期懲役の終身刑として位置していたのが、かつての宮刑であり、その宮刑を引き継いだのが流刑だったという。興味深い話だ。また、「中国の正義とは、公平、平等ではなく、信義、節義、忠義、孝義への合致」だそうで、「主観的なもので他者と共有できるものでない」。西欧の正義とはずいぶんと違うようだ。そういうことがわかっただけでも、非常に内容のある一冊だった。2017/11/30

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