内容説明
本書は、スンナ派(イスラームの主要な宗派で、全ムスリムの約90パーセントがこれに属するとされる)正統4法学派(ハナフィー派、マーリク派、シャーフィイー派、ハンバル派)の古典的な家族法の網羅的な解説書である。
目次
第1章 婚姻(総論;婚姻の成立;無効な婚姻;婚資;扶養請求権その他の妻の権利;夫の権利)
第2章 婚姻の解消(主体から見た婚姻解消の分類;態様から見た婚姻解消の分類;待婚期間;婚姻解消のさまざまな形式)
第3章 親子・親族(親子関係;授乳;監護;扶養;財産後見)
著者等紹介
柳橋博之[ヤナギハシヒロユキ]
1958年千葉県生まれ。1988年東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在東京大学大学院人文社会系研究科助教授。著書に『イスラーム財産法の成立と変容』(創文社、1998年)The Concept of Territory in Islamic Law and Thought(共編著、London:Kegan Paul International、2000)
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