現代自由学芸叢書<br> サッチャリズムの世紀―作用の政治学へ

現代自由学芸叢書
サッチャリズムの世紀―作用の政治学へ

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  • サイズ A5判/ページ数 239,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423730881
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C1331

内容説明

本稿は1980年代に英国の政治風景を一変させ、世界的な新保守主義ブームの先鞭をつけたサッチャリズムと呼ばれる一連の政治的イニシアティヴを理解しようとする試みである。それは同時に、今日における政治学という学問的営為の一つの可能性を指し示すことを期すものとなっている。

目次

序章 サッチャリズムへの理論的視角
第1章 文脈の同定―イギリス政治の再検討
第2章 サッチャリズム前史―1979年以前の住宅政策
第3章 第一期サッチャー政権―「買う権利」政策の展開
第4章 1980年住宅政策体制―中央・地方関係の混迷
第5章 第二期サッチャー政権―革新への胎動と民営化政策
第6章 1987年保守党綱領―ポピュラー・キャピタリズムの誕生
第7章 第三期サッチャ―政権―新しい国家戦略の形成
終章 作用としてのサッチャリズム

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tosi-hosoi

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サッチャリズムとは何だったのか?とても制限文字数に収まりそうにないが、要は公の資産を民にばらまき所有欲を満たし競争心を煽って支持を集める一方で、気難しい自治体の代わりとなる所謂第3セクター的なものを立ち上げ、民間法人と競わせながら政策を実行する、荒々にまとめればこんなところか。 所感としては、政治学の書物としてはとても面白いが、つまるところイギリスをどうしたかったのか、どうなったのかという点については完全に無関心なところが物足りない。2014/07/19

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