感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
void
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【★★★★★】エホヴァの証人による国旗敬礼拒否を認めたとされるBarnette判決(1943)。それは圧倒的多数での合憲判断(Gobits事件,1940)からわずか3年での判例変更だった。その境界はminorityへの免除(exemption)に存するとされてきたが、それはBernette判決の真意とは異なる。言及の頻度にも拘らずその核心は憲法学界で「不在」だった当該判決。その真意を法廷意見執筆者ジャクソンの言説に見出し掘り起こすことは、単にBarnette判決の正当な解釈を取り戻すだけではなく、2013/05/08
check mate
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バーネット判決に現れたジャクソン判事の思想を、第二次大戦周辺の連邦最高裁判事や知識人の自由と戦争をめぐる言説との対比の中で炙り出す。そこに、理念としての近代立憲主義が生き生きとした姿が垣間見える。2016/02/05
枕流だった人
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図書館に購入依頼して買ってもらった本