内容説明
一千年にわたる中世ヨーロッパは、〈宗教的権力〉と〈世俗的権力〉との内的緊張をひめた激しい闘争と変化の時代である。本書は、ヨーロッパ世界をキリスト教的文化共同体として捉え、そこに内在する変革的精神や宗教と文化との係わりを軸に、この世界を鮮かに描いた名講義である。
目次
序論―西方世界発展の意義
西方文化の宗教的起源―教会と蛮族
西方の修道士と西方的伝統の形成
蛮族とキリスト教王国
第二の暗黒期と北方の改宗
ビザンツの伝統と東ヨーロッパの改宗
十一世紀の教会改革と中世の教皇権
封建世界―騎士と宮廷文化
中世都市(コミューンとギルド;学校と大学)
中世文化の宗教的危機―十三世紀
結論―中世の宗教と民衆文化
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