歴史学叢書<br> 西欧中世の自然経済と貨幣経済

歴史学叢書
西欧中世の自然経済と貨幣経済

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  • サイズ B6判/ページ数 143,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784423493427
  • NDC分類 332.04
  • Cコード C1322

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

3
1982年刊行の書「中世前期の西欧は様々な形で金を保有しており、金造幣停止の原因が貨幣材料としての金の消滅だったとは考えられない。たとえ、ピレンヌと異なって地中海貿易の継続を認めた上で、西欧の貿易収支が逆調だったと考えるとしても、その度合は通例主張されているほどではなく、西欧から金が流出してしまったわけではない。しかも、金貨が西欧において流通していなかったのではなく、まずイスラム金貨、ついでビザンツ金貨がかなりの量で使用されていただけではなく、西欧内部でこれら外国金貨の模造が行われて流通に投ぜられていた」2023/02/02

いとう・しんご singoito2

0
アナル派歴史研究の古典的な論文。コンパクトで読みやすく、訳者による丁寧な解説もあって、アナル派の歴史研究の出発点を知り、やがてブローデルにどう結実していくのか、がよく分る好著。2019/12/14

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