目次
第1部 経済と社会(イギリス封建制社会の特質に関する若干の問題;一一世紀イギリス領主制の構造分析―イースト・アングリアの一教会所領の土地台帳を中心として;イギリスにおける自由農民層“分解”の歴史的性格について―その予備的考察 ほか)
第2部 封建制社会の構造(イギリス封建社会における「貴族」の存在構造;イギリス封建制の発達過程における政治的権力構造―第1部“属領的支配体制”段階の基本的特徴;貴族による「政治的改革」運動の構造―「封建制確立」の歴史的把握のための一試論 ほか)
第3部 教会と国家(イングランドにおける財務府の成立について;カンタベリー大司教トマス・ベケットの闘い―一二世紀の国制と教会の一側面;イングランド中世における法と裁判―グランヴィルの『法と慣習』分析 ほか)