ヨーロッパ中世末期の学識者

ヨーロッパ中世末期の学識者

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 273,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423460573
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C1022

内容説明

ヨーロッパ中世末期に学識ある人びとは、いかなる状況のもとに自立的な階層として成長し、社会・経済情勢の変化に対応しながら、いかに変貌し発展したか。本書は、「中間的知識人」をも含め、ある一定の学問的教養を持った全ての人びとを対象とすることによって、ル・ゴッフの『中世の知識人』よりもはるかに広い視野でこの問題を扱っている。しかも、中世末期の学識者の教養の基礎とその内容、すべての学校や、知識を伝達し媒介する本、教育機関や学識者の蔵書などの実態を概括的に明らかにする一方、単に教育面ばかりでなく、広く教育と政治・社会・文化との交わりをも論じた、一種の優れた総合的な教育社会史の注目すべき労作である。

目次

第1部 教養の基礎(さまざまな知識;教育;本)
第2部 能力の行使(神への奉仕、君主への奉仕;知識と権力;実務の世界)
第3部 社会的現実と自己に対するイメージ(新しい人間か後継者か?;野心と表現;結論にかえて―博士たちから人文主義者たちへ―連続と刷新)

著者等紹介

ヴェルジェ,ジャック[ヴェルジェ,ジャック][Verger,Jacques]
1943年ボルドー近郊タランスに生まれる。1967年パリの高等師範学校卒。ナンシー第2大学・高等師範学校助教授、パリ第13大学教授をへて、パリ第4大学と国立高等研究院の教授、大学史研究国際委員会の副会長として活躍

野口洋二[ノグチヨウジ]
1933年東京に生まれる。1960年早稲田大学大学院博士課程を修了。1966‐68年ジュネーヴ大学に留学。早稲田大学教授をへて、早稲田大学名誉教授。西欧中世の宗教政治史・文化史専攻
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品