近代ロシアと農村共同体―改革と伝統

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  • サイズ A5判/ページ数 316,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423460559
  • NDC分類 611.023

内容説明

ソ連邦崩壊から十余年になるロシアは、いまでもさまざまな社会経済的・民族的諸問題を抱えている。世界情勢を左右するこの大国の将来を見通すことは重要かつ困難な課題であるが、鍵となるのがその歴史的特殊性の解明といえよう。本書は、近代ロシアにより推進された土地改革(農奴制廃止、ストルィピン改革)・農業改良が伝統的な共同体的秩序のなかで辿った運命を、そして改革と伝統がそれぞれ有した歴史的意義を考察、歴史の断面を鋭く抉り出し、深層に連綿として流れる集団的原理が果たした役割を浮き彫りにする。

目次

近代ロシアと農村共同体
第1部 農奴解放前(農業改良論と共同体有害論;バルト海沿岸クールラントの農民改革)
第2部 ストルィピン改革前(農奴解放―その歴史的意義をめぐって;農村共同体の集会決議録―一八八〇‐九〇年代のモスクワ県;西部ロシアにおける土地整理―コフォドの調査報告から)
第3部 ストルィピン改革(フートル経営視察旅行―ヴォルガ河中流域ペンザ県から西部ロシアへ;土地混在と土地整理―ロシア中央部を中心に;全村オートルプ化―モスクワ県プチコヴァ村;改革に抵抗する共同体農民)

著者紹介

鈴木健夫[スズキタケオ]
1943年東京生まれ。1965年早稲田大学第一文学部卒業。1968年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。1971年早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。現在、早稲田大学政治経済学部教授(経済学博士)