改宗と亡命の社会史―近世スイスにおける国家・共同体・個人

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  • サイズ A5判/ページ数 249,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423460542
  • NDC分類 234.5

内容説明

近世社会は、古くは絶対主義の時代と呼ばれ、近年においては「宗派化」「社会的規律化」の時代と把握されている。この時代の教会は、国家権力と手を携えて臣民(信徒)の内面と日常生活を徹底的に「宗派化」し、また「規律」への服従を教え込んだというのである。一方、都市・農村の「共同体原理」を重視する歴史家は、市民・農民は受動的な臣民ではなく、共同体の維持と繁栄のために「宗派化」と「規律化」を下から担っていたと説く。いずれにしても近年の西欧近世史は「国家」と「共同体」を軸に展開されている。しかし実際には、諸宗派の混在を克服できない地域が随所にあり、こうした状態のなかでは「社会的規律化」も至難の業であった。近世人にとって宗派の境界は絶対的なものではなく、異宗派の土地に移り、改宗を行う無数の人々が存在したのである。本書は16世紀から18世紀初頭までのスイスとその周辺地域に焦点を当て、改宗と亡命という現象に注目しながら「個人」の覚醒と自立化の過程を浮き彫りにし、図式的に捉えられてきた西欧近世史像に再考を迫る。

目次

序論 近世史研究の動向と問題の所在―諸宗派の歴史的役割をめぐって
第1章 近世スイスの宗派情勢
第2章 聖職者の改宗と亡命
第3章 信徒の改宗と亡命
第4章 女性および未成年者の改宗と亡命
第5章 国家・共同体・個人

著者紹介

踊共二[オドリトモジ]
1960年福岡県生まれ。1983年早稲田大学第一文学部卒業。1991年同大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。1997年武蔵大学助教授。1999年4月~2000年3月ベルン大学客員研究員。現在、武蔵大学教授。博士(文学)