出版社内容情報
1927/28年冬学期講義。特に超越論的感性論と超越論的分析論とを扱い、カント解釈の核心的思想を論じる。
目次
緒論 学としての形而上学の基礎づけとしての純粋理性批判
第１部 超越論的感性論
第２部 超越論的論理学における概念の分析論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠野一義
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村上裕一氏がツイッターで紹介されてたので読んでみた。『純粋理性批判』を現象学的に読み替えるってだけでも相当面白い上に、氏の言うように、ハイデガーの思考プロセス自体が非常に示唆的で頭が鍛えられた。正直読み通すのが割とキツかったが、一読の価値はかなりあったと思う。個人的には超越論的感性論の件が白眉。今後も折に触れて読み返したい。2014/08/09
