メルロ=ポンティ 超越の根源相

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メルロ=ポンティ 超越の根源相

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784423171295
  • NDC分類 135.5

内容説明

主著の『知覚の現象学』刊行から50年余り、メルロ=ポンティ研究に関する夥しい数の業績が積み上げられ、メルロ=ポンティはほぼ研究し尽くされたと思われている。しかし著者の認識はそれとは異なる。これら半世紀に及ぶ研究の歴史は、根本的な誤解の歴史であり、無理解の歴史であった。テキストの綿密な吟味によってその事実をいま明らかにする。この根本的な誤解とは彼の思想を現象と存在、一元論と二元論といった古典的な枠組みに嵌め込もうとすることであり、無理解とは彼の哲学の核心である「超越の根源相」を掴めていないということに他ならない。メルロ=ポンティにとって比類のない問題とは存在論的・価値論的変革としての「超越概念の変革」であったことを示して、著者は古典的超越(理想主義的超越)の相対化―ニヒリズムの超克―という、まさに哲学的な問題提起を試みる。通念に囚われない新たなメルロ=ポンティの解読作業をとおして、現代哲学に真正面から問題を投げかけた第一級の業績である。

目次

第1章 メルロ=ポンティは読まれているか(知覚の優位性;一種の永遠;実りある矛盾 ほか)
第2章 メルロ=ポンティ自身はどう読むか(メルロ=ポンティの読解論;アランと「幾何学以前」;ラシエーズ・レイと「メノンの問い」 ほか)
第3章 メルロ=ポンティをどう読むべきか(メルロ=ポンティの「自己批判」;現象学の現象学;デュフレンヌによる読解 ほか)
第4章 区別か結合か(デカルトにおける観想と実践;区別による統一;メルロ=ポンティと創造的実践 ほか)