目次
1 エリウゲナにおける「自然」の形而上学
2 12世紀における「自然」
3 コンシュのギヨームの『宇宙の哲学』
4 ビンゲンのヒルデガルトの自然理解
5 ボナヴェントゥラの自然観
6 アルベルトゥス・マグヌスと人間の発生の問題
7 トマス・アクィナスにおける自然理解
8 トマス・アクィナスの宇宙論の性格―アリストテレスの宇宙論との比較に基づいて
9 グロステストとベイコンの自然観―光の創世論から光の自然学へ
10 ペトラルカの自然観―『医者に対する非難』をめぐって
11 自然と個―スコトゥスとオッカム
12 15・16世紀の自然観
13 脈動する自然と自然学―イスラームの医学的自然観