上智大学中世思想研究所紀要<br> 中世の自然観

上智大学中世思想研究所紀要
中世の自然観

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  • サイズ A5判/ページ数 355,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423170663
  • NDC分類 132.04
  • Cコード C3010

目次

1 エリウゲナにおける「自然」の形而上学
2 12世紀における「自然」
3 コンシュのギヨームの『宇宙の哲学』
4 ビンゲンのヒルデガルトの自然理解
5 ボナヴェントゥラの自然観
6 アルベルトゥス・マグヌスと人間の発生の問題
7 トマス・アクィナスにおける自然理解
8 トマス・アクィナスの宇宙論の性格―アリストテレスの宇宙論との比較に基づいて
9 グロステストとベイコンの自然観―光の創世論から光の自然学へ
10 ペトラルカの自然観―『医者に対する非難』をめぐって
11 自然と個―スコトゥスとオッカム
12 15・16世紀の自然観
13 脈動する自然と自然学―イスラームの医学的自然観

感想・レビュー

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singoito2

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中世思想は難しい。これを訪ねる者は、骨董屋を回る好事家に似ているとひしひし実感。9世紀の素朴で新鮮なエリウゲナの思想は大発見。その後、プラトンやアリストテレスというバトルスーツをまとった中世の名だたる学者たちの取っつきにくいさは、ある意味、しかたない。全体としては編年的な構成になっていて、中世の自然観の変遷を辿ることが出来る。とはいえ、そこそこ、中世の文書になじんでいる程度では、理解は難しいなぁ・・・2019/12/29

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