出版社内容情報
本書は、精神科医と心理療法家が、“癒しと治療”をテーマに心理療法における真の癒しの根源的意味を、宗教との関わりのなかで問いかけた問題提起の書である。
第1章 心理療法において宗教をなぜ問題とするのか(塚崎直樹)
第2章 心理療法の制約(實川幹朗)
第3章 心理療法家として仏陀とともに歩むこと(平井孝男)
第4章 「行」と心理療法(塚崎直樹)
第5章 治療者としてのイニシエーションと宗教的なイニシエーション(井上亮)
第6章 高次な意識へのアプローチ(黒木賢一)
第7章 真の癒しへの黄金の糸(加藤清)
第8章 心理療法の歩みゆく道―明らかになったことと明らかにすべきこと(加藤清、實川幹朗)
【解説】
「心を癒す」とは「病む心を治療すること」と同じなのか?“癒しと治療”をテーマに,精神科医,心理療法家の各々が,心理療法における癒しの根源的な意味を問うた意欲作。