内容説明
火を噴く神の怒り。ノーチラス号に救出された地震学者が犯した罪、そして隠された島の秘密とは…最新冒険ファンタジーシリーズ第十弾。
著者等紹介
ホールバイン,ヴォルフガンク[ホールバイン,ヴォルフガンク][Hohlbein,Wolfgang]
1953年、ドイツのワイマールに生まれる。オペレータや工場要員として働くかたわら執筆活動を開始。1982年、ウィーンの出版社が募集したファンタジー・SFコンクールに妻ハイケと共同執筆して応募した『メルヘンムーン』(平井吉夫訳 評論社)が一等賞を獲得。一躍、売れっ子作家になる。以後、夫妻の共著、あるいはヴォルフガンク単独で次々とベストセラーを世に送り出し、ドイツ語圏でもっとも人気のあるファンタジー作家として定評がある。また、後進の育成を目的に「ヴォルフガンク・ホールバイン賞」を設けて、新人作家の発掘にも努めている
平井吉夫[ヒライヨシオ]
1939年生まれ。早稲田大学文学部卒業。編集者を経て、1981年、ノンフィクション『クレムリンの敗北―いかにユーゴはソ連に抵抗したか』(河出書房新社)で翻訳家としての第一歩を記す。以来、サスペンス、ミステリー、ファンタジー、歴史読み物など幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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へたれのけい
1
鉄の船を見たのは初めてで無く、原住民は実は英語を解すると言う、皮肉が効いた一作でした。あと二作です。2013/12/05
よし
1
今回は標題どおり火山の島が舞台。地震・津波・火山の爆発が続く中、登場人物が右往左往します。ちょっとしたエピソードという感じでしょうか。2011/11/17
紗絢(さあや)
0
火山を彼らの「神」が起こした怒りだと信じている原住民も、自然の脅威であって神によるものではないと主張するマイクたちも、どちらの言い分も理解できる。それにしても、ドゥラメールはダイヤモンド欲しさに自分も仲間の命も犠牲にして、マイクたちや原住民をも巻き込んだのかと思うと……呆れるしかないね。2012/11/01
ノスケ
0
今回はファンタジー成分が少なめに感じた。同行者には裏があるのはお約束だとしても、ただの物欲は止めて欲しかったな。先住民と物欲に駆られた渡来人が争う黄金パターン。2012/10/20