箱根温泉旅館・福住樓―「行楽」の社会心理史の試み

箱根温泉旅館・福住樓―「行楽」の社会心理史の試み

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 229p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422930497
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0095

内容説明

文士たちに愛された老舗旅館。その明治以来の歴史と裏話を紹介。社会心理学者が、三代目女将の聞き書きや文献を通して、宿の変遷を浮彫りにする。里見〓(とん)、北条秀司、吉川英治、大佛次郎、川端康成、阪東妻三郎、田山方南、賀陽宮妃殿下―。温泉旅館の女将だけが知る、素顔のエピソード満載。

目次

1 塔之沢・福住樓
2 初代の女将・長谷川まつ
3 福住樓流失
4 熊本藩留守居役
5 二代目女将ふくと里見〓(とん)
6 北条秀司と箱根
7 温泉芸者・五郎
8 阪東妻三郎と福住樓
9 戦前の塔之沢界隈
10 谷崎潤一郎の恋人
11 逗留した文士たち
12 三代目女将・みどり
13 陸軍第一病院分院
14 戦時下の箱根
15 戦後まもなく
16 賀陽宮妃殿下
17 義父・澤村正吉
18 小田原の三茶人
19 田山方南
20 支配人
21 昔の温泉風俗
22 箱根の変遷
23 (付章)三冊の『営業記録ノート』から(資料)