出版社内容情報
【解説】
万葉の第一人者、中西進は、いまや日本のこころを思索する人として、オピニオンリーダーの役割を担う。本書は大阪新聞に連載された97の短いエッセイを、見開き2頁読みきりの形とし、「教えること・学ぶこと」「移り行く世」「自然といのち」「大阪物語」の4つのテーマに編集した随筆集である。ある時は考えこみ、ある時は勇気付けられ、あるいは怒り、ほほえみ、涙する珠玉のエッセイ集を、じっくりとお楽しみいただきたい。
内容説明
日本文化の深い理解者が、時に辛らつに、時にしみじみとやさしく語る、忘れてはならない日本人のこころ。
目次
1 教えること・学ぶこと(小学生との対話;小学生に詩をおくる ほか)
2 移りゆく世(アメリカと太平洋;原潜事故 ほか)
3 自然といのち(魚の目;亀 ほか)
4 大阪のこころ(日本の始まり;五世紀の大阪 ほか)
著者等紹介
中西進[ナカニシススム]
1929年、東京都生まれ。東京大学大学院修了。大阪女子大学長、姫路文学館長などを経て、現在、帝塚山学院長、奈良県立万葉文化館長。専門は比較文学、日本精神史
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