内容説明
反戦軍歌「戦友」の作詞者として、また与謝野鉄幹の「新詩社」では浪漫主義運動を推進し、教職にあっては児童中心の大正新教育運動の熱烈な指導提唱者であった真下飛泉の真摯な生きざまを正確にたどり、光芒を放つ作品を丹念に掘り起した労作。
目次
ふるさと―少年の日
師範学校の日々
関西青年文学会・新詩社(同人)となる
叙事唱歌「戦友」の誕生
お伽噺「月のお宮」
結婚2題と夏休みの生活
飛泉の俳句と原石鼎
新体詩「家」と『韻文教授法』
『赤い鳥』と『児童本位』
身辺雑記
成逸校への転任と退職
市会議員当選
その死と追悼
記念碑建つ
妻鷹子の死