出版社内容情報
【解説】
〈詩・短歌・俳句〉藤村・白秋・晶子から現代まで105人のうたう恋のさまざまな階調と音色を詩人が読み描く。暗喩の中のひめやかな思慕から，高らかに歌い上げる交歓まで。
内容説明
恋する詩人たちの絶唱にとどめられたさまざまな愛のかたち。「日本の恋ごころ」コレクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わっぱっぱ
8
図書館で。「心置き」なく、つまり、全く(現実世界には)何も残るもののない、そんな恋がしたい！と思わされる。文筆家たちの恋をうたった文章よりも、その情景を読み取る著者の感性に感服。この世の意味、一切合財抜きで、誰の、何の用にも立たない充足を得る。それが恋というものか。憧れてしまう。2016/05/28
