出版社内容情報
【解説】
プロとアマチュアの強さの差は“筋の差”であるといえる。将棋の筋には本筋(プロ筋)とイモ筋とがある。この違いを序盤・中盤・終盤にわけ,わかりやすく徹底的に解説した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
97
いわゆる”下手な横好き”で、子供の頃から時々将棋を指しますが、最近は頭の体操のつもりで盤上に駒を並べずに頭の中だけで駒を指しています。本書は『疑問手』をテーマに序盤・中盤・終盤と指し手の攻防を解説。同じ一手においても前後が逆だったり、序盤と終盤では一手の重みや駒の損得・位取りの意味合いが違います。その意味において同じ手でも、妙手になったり愚手になったりして…… それが将棋の面白さだと感じています。内容は素人にも解り易く、なぜイモ筋(愚手)なるのか、プロ筋(妙手)なるのかを説明している親切な一書であります。2016/10/14