出版社内容情報
【解説】
サーフィンをする若者の絵かと思えば「波」という字、向かい合った雄と雌の蛇に見える「蛇」、座禅をする人と警策を持った僧の組み合せでできた「禅」……。文字にこだわりながらも、そこに象形的な意味を加味する小林芙蓉の書。ユーモアあふれるものから深い本質を感じさせるものまで、その作品群はユニークで奥深い。国内はもとより、漢字文化のない海外でも高く評価され、アメリカ、韓国、南アフリカなどで個展を開く、著者初の作品集。
著者等紹介
小林芙蓉[コバヤシフヨウ]
1976年から77年にかけて、オーストラリア国立大学日本語科で半年間、書と俳画を教える。帰国前に日本国大使館主催で開かれた個展で象形的な文字による書を披露したところ、現地の人々に大きな感動を与える。最近の書画展・出品展に、1998年3月ハワイ・ホノルル市ホテルロイヤルハワイアン、1998年8月大阪市・南港WTC市民ギャラリー、1999年4月オーストラリア・メルボルン市大丸などがある
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