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出版社内容情報
工藤 弘二[クドウ コウジ]
著・文・その他
内容説明
故郷のプロヴァンスと芸術の中心地パリ―“近代絵画の父”セザンヌは、なぜフランスの南北を往復し続け、繰り返し「サント=ヴィクトワール山」を描いたのか?「描かれた場所」からその全貌を解説する初の一冊。知られざる水彩画を含む“サント=ヴィクトワール山”全83点を完全収録!
目次
1 パリ(“地図”セザンヌのアドレス;“地図”セザンヌが訪れたパリ/イル=ド=フランス ほか)
2 プロヴァンス(“地図”セザンヌゆかりの場所;“地図”セザンヌが歩いたプロヴァンス ほか)
3 サント=ヴィクトワール山(“地図”サント=ヴィクトワール山が描かれた場所;ジャス・ド・ブッファン ほか)
Catalogue Raisonn´e収録作品目録(1章 パリ/2章 プロヴァンス)
「サント=ヴィクトワール山」作品総目録
著者等紹介
工藤弘二[クドウコウジ]
1979年生まれ。東北大学文学研究科博士課程単位取得退学。国立新美術館アソシエイトフェローを経て、現在、ポーラ美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takao
2
ふむ2023/10/28
kaz
2
類書で見かけたことのないものも多く、満足。基本的にセザンヌのちょっと暗い雰囲気はあまり好きではないのだが、多くの作品を眺めることで比較ができ、楽しめる。対象を見る視点も変わってくる気がする。図書館の内容紹介は『“近代絵画の父”セザンヌは、なぜ繰り返し「サント=ヴィクトワール山」を描いたのか? 知られざる水彩画を含む「サント=ヴィクトワール山」を描いた83点を集め、「描かれた場所」からその全貌を解説する』。 2023/01/13
アカショウビン
1
最近目にしたセザンヌ関連で最良の一冊。多数の作品を解説付きで見ながら、何に引き付けられるのかをずっと考えていた。「メダンの館」に見る筆触のかき分けの規則性、また川と岸の横線にポプラの幹の縦の平行線。近景、中景、遠景のかき分け、そのあたりか。ピカソが唯一の師と言うセザンヌだが、その海の描き方は全く理解が及ばない。時間をかけて眺めて行きたい。「オスニーのレ・スール池、ポントワーズ近郊」に見る陰影、「パリの屋根」、「赤い屋根のあるレスタック」に見る屋根からの構図、「ジャス・ド・ブッファンの邸宅と農場」の壁面!2025/03/25