出版社内容情報
「心が治るとは、どういうことか」
心理療法(サイコセラピー)の
全史を追跡しながら、
そこに共通する人間性と治癒の本質を
「自由と承認の葛藤」の中に見る。
古代の呪術的治療から、
精神分析、認知行動療法、
ナラティヴ・セラピー、
オープンダイアローグなど
最前線の心理療法までを俯瞰し、
背景にある哲学・思想との関連から
鮮やかに描き出す
〈心の治療が持つ意味を再考する
心理療法史〉。
[図版多数]
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「おわりに」より
多様な心理療法の理論を
歴史に沿って丹念に調べていくと、
その背景にある社会の特質、
人間の精神のかたちが見えてくる。
それは、私たちが何を怖れ、
何を求めて生きているのか、
そうした人間性の本質
とも言うべきものを示している。
心理療法の歴史は人間が
どのような存在であるのかを映し出した、
壮大な精神の歴史に他ならない。
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内容説明
心理療法(サイコセラピー)の全史を追跡しながら、そこに共通する人間性と治癒の本質を「自由と承認の葛藤」の中に見る。古代の呪術的治療から、精神分析、認知行動療法、ナラティヴ・セラピー、オープンダイアローグなど最前線の心理療法までを俯瞰し、背景にある哲学・思想との関連から鮮やかに描き出す“心の治療が持つ意味を再考する心理療法史”。図版多数。
目次
第1部 心理療法史の全体像(古代から近代までの心理療法史;精神医学と臨床心理学の歴史)
第2部 現代心理療法の多様な展開(無意識へのアプローチ―精神分析の歴史;フロイト以後の精神分析;実証科学からの挑戦―認知行動療法の展開 ほか)
第3部 心理療法はどこへ向かうのか?(理論対立から統合へ;心理療法とは何か?;現代社会と心理療法の未来)
著者等紹介
山竹伸二[ヤマタケシンジ]
1965年、広島県生まれ。学術系出版社の編集者を経て、心理学、哲学の分野で批評活動を展開。評論家。同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員、桜美林大学非常勤講師。現代社会における心の病と、心理療法の原理、および看護や保育、介護などのケアの原理について、現象学的な視点から捉え直す作業を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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袖崎いたる
nranjen
ハナさん*