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出版社内容情報
身近におきる出来事のあれこれに隠されたメッセージを読みとろうとする試みは、洋の東西を問わず古くから行われてきた。この本では、本人の意志とは関係なく「たまたま」出会ったり、見てしまったり、あるいは「うっかり」やってしまったりする幸せの「きざし」や「しるし」を世界各地から50個集め、文と絵で紹介する。日常生活がほんの少し楽しくなる、贈り物としても最適の一冊。挿画には、銅版画家・出口春菜氏の作品を収録。
内容説明
耳飾りが落ちる、ワインをこぼす、木曜日のくしゃみ。日々の暮らしに息づいている、気づくと嬉しい世界の吉兆50。
目次
風で呼び鈴が鳴る
扇子を拾う
犬が左膝の匂いを嗅ぐ
赤いバラの夢
虫がとまる
帽子が川へ
血豆ができる
両隣が同じ名前
空樽を見る
五つ葉のクローバー〔ほか〕
著者等紹介
米澤敬[ヨネザワケイ]
1955年1月、群馬県前橋市出身。北海道大学理学部卒。1979年より工作舎に参加。現在、工作舎編集長。工作舎出版物をはじめ、企業パンフレット等、編集制作物は多数
出口春菜[デグチハルナ]
銅版画家。京都造形芸術大学空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
190
あなたの幸せのしるしは何ですか。偶然なの、運命なの、それとも私たちが気づいていないだけで幸せの兆しは日常に溢れているのかも。風で呼び鈴が鳴るなんて素敵。ろうそくが消えてしまうのは幸運が近づいている証し。暗闇の中で何かが灯っている。本を間違って逆さまに開くとよい知らせがあるそう。手袋のはぐれた片われはあなたを忘れない。左手は幸運を呼ぶ。毎日、朝と夜は訪れる。光が影を作り、幸せと不幸せも隣り合わせ。その微妙なバランスを保ちながら私たちは生きている。冷たさを感じたら温めたい、その心遣いが幸せの源だと願っている。2022/12/24
mocha
99
サイン(きざし)を解析する=デザイン。世界にはたくさんの「しるし」があるけれど、幸せのしるしよりも災厄のしるしの方が多いらしい。少しでも災いを除けて歩きたいからだろう。茶柱は自然に倒れるまで見てないといけないとか。その方向に福があるから。前に読んだドイツの児童書に幸運のコオロギが出てきた。この本によれば部屋の中のコオロギは良いしるしらしい。そういう細かな文化的背景を知っていたら理解の助けになりそう。絵がとても綺麗で、この本そのものが幸せに満ちている。2018/02/13
榊原 香織
84
5つ葉のクローバー!2025/02/14
ままこ
66
イメージが広がる美しく繊細なイラストで幸せを招く「世界のしるし」が紹介されている。世界各地の「しるし」の捉え方が様々で面白い。こんなことが吉兆なの?これは不吉なんだと知らなかった事が結構あった。悪い「きざし」だって当人の解読のしかたひとつでを逆転させることだって可能である。幸運な「しるし」は良いことありそうなので信じてみたい。2018/01/18
yomineko@ヴィタリにゃん
65
兆し。いわゆるジンクス?ちょっと違うかも。日本のも世界のも知らないものが多かった。鳥の糞が落ちて来るのは吉兆だとは!嫌なものだと思っていたw朝の蜘蛛、茶柱は知っているけど、茶柱って何?どうやって立てるの状態で💦中国ではキリンじゃなくてあのキリンビールの「麒麟」を見ると吉兆って麒麟さん、実在するんだ😲😲😲2022/10/09