ライバル日本美術史

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  • サイズ B6判/ページ数 367p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422700229
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C0070

出版社内容情報

ライバルという対立構図から、日本美術界の天才たちを活写。新しい切り口で、美術鑑賞のコツを伝える刺激的な一冊。図版多数。

内容説明

12世紀から現代まで、絵巻、仏像彫刻、水墨画、障屏画、浮世絵、日本画、陶芸、洋画、版画等の各分野15章立てで30人の芸術家が登場。芸術家の生きざまと時代背景を大胆に読み解く新しい日本美術の愉しみ方。

目次

絵巻―藤原隆能(?)VS.常盤源二光長(?)
仏像彫刻一―定朝VS.運慶
水墨画―雪舟VS.相阿弥
障屏画一―狩野永徳VS.長谷川等伯
障屏画二―尾形光琳VS.円山応挙
仏像彫刻二―円空VS.木喰
浮世絵版画一 美人画―鈴木春信VS.喜多川歌麿
浮世絵版画二―役者絵―東洲斎写楽VS.勝川春章
浮世絵版画三 風景画―葛飾北斎VS.歌川(安藤)広重
銅版画・日本画―司馬江漢VS.絵金
日本画―横山大観VS.竹内栖鳳
陶芸―北大路魯山人VS.加藤唐九郎
洋画(1)―青木繁VS.坂本繁二郎
洋画(2)―梅原龍三郎VS.安井曾太郎
版画―棟方志功VS.池田満寿夫

著者等紹介

室伏哲郎[ムロブシテツロウ]
社会政治評論から美術批評まで幅広いジャンルで活躍する評論家。神奈川県生まれ。東大文学部中退。『版画藝術』(1973年)、『炎藝術』(1982年)、『21世紀版画(Prints21)』(後に『プリンツ21』と改題、1988年)を各創刊。現在、若者向けの季刊雑誌『プリンツ21』発行・編集人。同時にメセナ活動「プリンツ21版画グランプリ展」を主催。他に日本で唯一の季刊カジノ雑誌『CASINO japan』発行・編集人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

79
12世紀の平安時代から現代までの日本の芸術作品を同分野でのライバルに見立てて比較分析したということのようです。平安時代の絵巻物の「源氏物語絵巻」「伴大納言絵巻」から始まり、棟方志功と池田満寿夫まで15の作品集です。ライバルといっても定朝と運慶のように時代の離れているものもあります。ただすべての作品のカラー写真が収められていて久しぶりに目の保養となりました。2024/12/18

AKANE

2
日本美術の巨匠たちの作品や生涯を、ふたりずつ「ライバル」形式でわかりやすく楽しめる。過去の偉大な芸術を紐解くことで、現代美術の問題点も浮き彫りになっているようで興味深かった。2008/08/17

キミタン

1
ライバルとは言っても横山大観と竹内栖鳳のようにほぼ同時期を生きた二人の場合もあれば、尾形光琳と円山応挙のように同時代ではあるが70年以上離れた二人の場合や、100年違う雪舟と相阿弥もあって、ちょっと苦しい感じです。 拾い読みですが、内容は人物に偏りすぎて美術史とは言っても歴史書のようでした。2024/11/25

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