遠くから見たら島だった

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遠くから見たら島だった

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  • サイズ A4判/ページ数 48p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422440415
  • NDC分類 458
  • Cコード C0044

出版社内容情報

「遠く離れたところからだと 小さな惑星のように見える石。
大陸と海、それに島もある。
宇宙飛行士の目には、雲におおわれた地球が こんなふうに見えているのかもしれない。」
――本文より

美術家、デザイナー、教育者、絵本作家……。
多彩な顔をもつ表現者ブルーノ・ムナーリは、海岸でひろった石ひとつひとつにも、ゆたかな個性とファンタジーを見出していた。
石をじっくり観察し、模様がそろうよういくつも並べてみたり、絵を書き入れて物語をつくってみたり。
時には「山のミニチュア」に、高原や湖、そして山を登る人々の姿まで見えてくるかも?
モノクロの写真と素朴なことばでつづる、遊び心たっぷりの石のエッセイ。

内容説明

美術家、デザイナー、教育者、絵本作家…。多彩な顔をもつ表現者ブルーノ・ムナーリは、海岸でひろった石ひとつひとつにも、ゆたかな個性とファンタジーを見出していた。モノクロの写真と素朴なことばでつづる、遊び心たっぷりの石のエッセイ。石は、海や川による彫刻だ。ひとつとして、おなじものはない。

著者等紹介

ムナーリ,ブルーノ[ムナーリ,ブルーノ] [Munari,Bruno]
1907‐1998。美術、グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、教育、絵本制作など、幅広い分野で独創的な活動を行った表現者。1930年代にはイタリアの芸術運動「未来派」に参加し、“役に立たない機械”シリーズなどを発表。広告や雑誌のグラフィックデザイナー、アートディレクターとしても活躍する。1940年代には息子の誕生をきっかけに絵本の制作を開始。また、仲間とともに具体芸術運動を主宰し、イタリア現代美術の先端を進んだ。1950年代以降は家具や照明器具など多くの工業製品のデザインを手がけたほか、デザイン教育にも力を入れ、アメリカのハーバード大学やイタリアのブレラ美術学院などで教鞭をとった。子ども向けの造形ワークショップや玩具の開発にも力を注いだ

関口英子[セキグチエイコ]
1966年、埼玉県生まれ。イタリア文学翻訳家。大阪外国語大学イタリア語学科卒。『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』で第一回須賀敦子翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

18
「石は、海や川による彫刻だ。‥‥ひとつとしておなじものはない」  本書は、並べてみたり重ねてみたり、石と遊んで写真にしたもの。いくつも縦縞のある石に猿を描いて森に見立てたりして、面白い。  写真は白黒なので、石の形や色の濃淡から空想が広がりやすい。こういう本は心を休めるのに、ちょうど良い。 2024/02/14

mntmt

5
石ころで想像が広がる。すごい。2024/02/10

timeturner

4
イタリアの美術家ムナーリが石と遊ぶ写真絵本。わたしも旅先で見つけたきれいな石、変わった石を持ち帰る癖があるので、石のひとつひとつが「この世にたったひとつ」の作品だと言う気持ちはすごくよくわかる。線の入った石が多いのはムナーリの趣味? それとも土地柄? カバーに写っている岩島は、本当は6×14センチの石だ。すごいよね。2024/10/12

takakomama

2
いろいろな石の写真とエッセイ。石を積み上げたり、並べたり、絵を描いてみたり・・・ 実物の石の色や手触りはどんな感じ? 何に見えるかな? 想像が広がります。私は、まれに見る「この世にたったひとつ」の作品群の上に座っている人です。2024/04/22

拡がる読書会@大阪

2
石を使った色んなアート作品がいくつも載っています。 石を器用に積み上げてみたり、模様を利用して絵を書き足してみたり、形に注目して他のものに例えてみたりと、様々なアイデアで石を表現している作品集。オシャレ本かつ好奇心が沸き立ってくる本ですね。 https://note.com/sharebookworld/n/nb04c4104fe0b2023/12/29

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