出版社内容情報
生物は進化の歴史のなかで5度の大量絶滅を経験してきた。そして私たちは現在、第6の大量絶滅のただなかにいる。本書ではドードーの絶滅、化石の研究やダーウィンの進化論、化石記録の空白による大量絶滅の発見など、具体例を通して人類が「絶滅」をどのように発見し、理解を深めてきたか、科学の歴史を紐解きながら解説する。過去の絶滅から学び、その知識を地球の現在と未来のためにどう生かすか、今から考えるヒントになる書。
【目次】
内容説明
第6の大量絶滅のただなかにいる私たちは過去から何を学び、未来に何を残せるのか。人類は進化より先に絶滅を見つけた。
目次
第1章 絶滅の発見
第2章 ゾウと絶滅
第3章 絶滅との出会い 一八〇〇年から一八五九年
第4章 ダーウィン
第5章 ダーウィニズムの前進
第6章 大量絶滅の発見
第7章 第五回目の大量絶滅、現代とわたしたち
著者等紹介
ジャナル,マーティン[ジャナル,マーティン] [Janal,Martin]
1943年アメリカ・ニューヨーク市ブルックリン区生まれ。1965年、ニューヨーク市立大学卒業(理学士(地質学))、1975年、ラトガース大学大学院修士課程修了(理学修士)、1988年、英・ケンブリッジ大学大学院博士課程修了。博士(地球科学)。子どもの時からアメリカ自然史博物館に足繁く通い、1970年から1998年までは有孔虫など微化石の分類を専門とする研究員として勤務。1980年代から日本古生物学会の学会誌の論文の英語のチェックを担当し、2009年には同学会の貢献賞を受賞。国立科学博物館の展示解説の英語翻訳などの活動を通して、日本人古生物学者たちとの交友を深めてきた
真鍋真[マナベマコト]
1959年東京都生まれ。国立科学博物館名誉研究員。群馬県立自然史博物館・特別館長。2007年日本古生物学会・学術賞受賞。横浜国立大学教育学部卒業、米イェール大学大学院理学研究科修士課程修了、英ブリストル大学大学院理学研究科Ph.D.課程修了。PhD。1994年から国立科学博物館に勤務し、同館副館長を経て、2025年に定年退職。博士(理学)。図鑑や絵本の監修、「恐竜博」などの展覧会・博物館の展示監修も数多く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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