出版社内容情報
【解説】
人間全体を見る医療を目指すホリスティック医学の理論化を,幅広い視点から行なっている。難解な理論を簡潔に要約紹介しながら,生命や治癒,治療,人生の価値を考察する。
内容説明
物質とエントロピーから、生命と死、健康と苦悩、根源的な悪と超越までを一つの全体的な流れとしてとらえるスケールの大きな生命・医学論。
目次
第1章 エントロピーと生命と気
第2章 自然治癒力と自己組織化
第3章 治癒系のダイナミクス
第4章 治癒系のアイロニー―人はなぜ治らないか
第5章 自己実現のパラドックス―超越と悪の問題
第6章 生と死の葛藤とその超克
第7章 超越のアイロニー―ニューエイジの問題点
第8章 人間と完全性―人は神になりうるか