出版社内容情報
超高齢化による人口構造の変化や医療の高度化により、日本の医療・介護は大きな転換点にある。そんな社会的背景を受け、切り札として期待されているのが「デジタルヘルスケア」。ICTを活用したヘルスケアデータ管理や遠隔治療、手術や介護をサポートするロボットなど、最先端技術を利用したデジタルヘルスケアの実例をイラストや図版を使ってやさしく解説する。話題の先端科学に触れたいという知的好奇心に応えるシリーズ第5弾。
〔本書の特色〕
◇待ったなしのヘルスケア改革
日本を含む多くの先進国に求められているヘルスケア改革。その背景にある人口構造の変化や医療の高度化による社会保障費の増大などについて解説。
◇デジタル化のインパクトと実例
ヘルスケア改革の切り札として期待が高まるICTを活用した「デジタルヘルスケア」。コスト削減と質の維持を両立させるデジタル化のインパクトと実例をやさしく図解。
◇欧米がリードするヘルスケア改革
デジタルヘルス先進国のオランダやフィンランド、英国など欧州各国のヘルスケア改革の現状と、米国を代表する巨大ICT企業「GAFA」のヘルスケア分野への参入について分析。
◇デジタルヘルスケアによる未来と課題
デジタルヘルスケアの普及により実現可能な未来社会の展望を予測し、そのために欠かせない意識改革や個人情報保護という大きな社会的課題を提起。
◇理解を深める用語解説
「HERとPHR」「服薬アドヒアランス」など、一般には馴染みがなくても、これからの健康管理や医療・介護を理解するうえで必要な専門用語を、わかりやすく説明。
内容説明
デジタル技術革新で劇的に変わる健康管理や医療・介護の未来予想図。アプリによるヘルスケアデータ管理や健康増進型保険、ICTを活用した遠隔治療、手術や介護を支援するロボットなど、デジタルヘルスケアの実例をやさしく図解。
目次
1 少子高齢化で求められるヘルスケア改革(高齢化が進む日本;要介護者の急増と不足する介護人材 ほか)
2 ヘルスケアで進むデジタル化のインパクト(デジタルヘルスとは;デジタルヘルスがもたらすメリット ほか)
3 デジタルヘルスケアが浸透する社会(AIやIoTがもたらすヘルスケアイノベーション;健康を促進するスマートウォッチ ほか)
4 欧米がリードするヘルスケアイノベーション(オランダのデジタルヘルス事情;フィンランドのデジタルヘルス事情 ほか)
5 デジタルヘルスで変わる未来の社会(患者・市民と医療・介護従事者の意識改革;AI活用と倫理 ほか)
著者等紹介
武藤正樹[ムトウマサキ]
国際医療福祉大学大学院教授(医療福祉経営専攻、医学研究科公衆衛生学専攻)、国際医療福祉大学教授(医療マネジメント学科)。1974年新潟大学医学部卒業、1978年新潟大学大学院医科研究科修了後、国立横浜病院にて外科医師として勤務。同病院在籍中、厚生省からニューヨーク州立大学家庭医療学科に留学。国立療養所村松病院副院長、国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長、国立長野病院副院長、国際医療福祉大学三田病院副院長を経て現職。政府委員としては、医療計画見直し等検討会座長、中医協入院医療等の調査評価分科会会長(いずれも厚労省)、規制改革推進会議医療介護ワーキンググループ専門員(内閣府)などを歴任
遊間和子[ユウマカズコ]
国際社会経済研究所調査研究部主幹研究員。立教大学社会学部卒業後、NEC総研(現在は国際社会経済研究所)に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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